初日舞台挨拶レポート


2011年3月26日(土) 渋谷ユーロスペース
登壇者:仲村トオル 緒川たまき 廣原暁監督 眞田康平監督 吉川諒監督 秋野翔一監督

ついに初日を迎えた映画「紙風船」。多くの方にお越しいただき客席は満席となりました。

【ご挨拶】


仲村:紙風船というおもちゃは道具としては役に立たないですが、
   紙風船と同じ「紙」に80 年前に書かれた物語が、
   現代の芸大生の心を揺さ振り今日の映画化に至らせました。
   紙も捨てたものではないと思います。

緒川:仲村さんと夫婦役で出演させて頂いた緒川です。
   今日は楽しんでいってください。

秋野:今日はこういう状況ですが多くの人にお越し頂きありがとうございます。
   お楽しみください。

廣原:この場所で多くの仲間に映画を観てもらえることがうれしいです。
   まだ出会ったことのない人に映画を通して出会えたことが
   非常に素敵だなと思います。
   こういう時のために映画を作っていたのだなと感じます。

眞田:今日はたくさんの方にお越し頂きありがとうございます。
   この日を迎えて、去年の夏から作ってきたものが
   今日ここで完成したという感じです。

吉川:こういう状況下で上映時間も遅いにも関わらず
   お越し頂きありがとうございます。
   最後まで観て頂けると幸いです。

【初共演について】

   仲村さん、緒川さんは“紙風船”編に今回はご出演頂きましたが、
   この作品が初めての共演とうかがっています。
   お互いの印象は如何でしたか?

仲村:以前、緒川さんはこの作品が僕との初めての共演と言っていましたが、
   ずいぶん前に市川崑監督の『娘の結婚』で共演したことがあります。
   一緒のシーンはありませんでしたが。
   なんでこんなに(背が)大きいのに忘れられてしまうんだろう、と。
   でも僕と彼女に共通の知人がいて、
   彼と友人として合う人だったら私とも合うと思うと言ってくれて、
   うれしく思いました。

緒川:一緒に同じ画の中で演じるのは今回初めてでした。
   この作品は昨年の初夏に撮影したものなのですが、
   仲村さんとはそのあと年末に舞台作品で兄妹役を演じて親しくなったので、
   今はもう身内の気分で一緒にいると落ち着きます。
   今日はまだ打ち解けていないころの初々しい私たちを観て下さい。

【学生とプロで違う点】

   私たち学生との現場ということで、印象に残っている点はありますか?

仲村:プロに比べて現場的に何か足りないと感じたことは全くありませんでしたが、
   唯一クランクアップの時の写真撮影の段取りが悪く、
   上の人たちの顔半分が映っていないというのが
   プロとは違うと思いました(笑)。
   あと今日の舞台挨拶もそうですね(笑)。

緒川:プロと全然違うということはなかったです。
   けれど、スタッフ皆が学生ということもあり、
   上下関係がなく例えば照明スタッフが美術スタッフに
   アドバイスしているところなどを見て、
   持ち場を超えた関係があるのが良いと思いました。

【見どころ】

   最後に見どころを、教えて頂けますか?

秋野:僕の作った作品は表題作の「紙風船」です。
   個々の作品も皆違って良いのですが、
   4作品目の「紙風船」は前3本とリンクさせている部分があるので
   そのあたりも観て頂きたいと思います。

仲村:僕はいつも見どころを尋ねられると「全部」と言っているんですけど。
   四人の監督が自分の作品をどう語るのか興味があって、
   それが「聞きどころ」というところでしょうか?

緒川:映画の原作となった岸田國士の戯曲は昭和初期の作品です。
   現代とは少し時の隔たりたちがありますが描き方がモダンで、
   今の私たちが感じているのと同じ心の機微が描かれています。
   それが見どころです。

廣原:4本がどのように原作にアプローチして映画に向かっていったか見てほしいです。

眞田:「命を弄ぶ男ふたり」は原作を違った解釈で映画にし、
   原作を知らない人にも楽しんでもらえるようにしました。

吉川:原作の戯曲とは趣が違いますが、
   様々なロケーションが出てくるので
   そういったところを体感して楽しんでほしいです。

【おまけ】