フランスでの「ポケットフィルム・フェスティバル」

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「携帯電話の画像は新しい“シネマ”の形を生み出すのか?」という問いから、フォーラム・ド・イマージュが初のPocket Films Festivalを開催したのは3年前の05年10月でした。当時のフランス国内では、動画の録画・送信機能を備えた携帯電話は目新しいものでした。

フランスの映像文化施設の中でも、技術革新と芸術表現の関係に特に敏感なフォーラムは、88年「ヴィデオテーク・ド・パリ」として市内中心部に開館した施設です。パリに関係した映像アーカイヴだけでなく、個性的な特集上映や映画祭などで親しまれ、来館者は年間34万人(現在改装中で、今年度末にリニューアルオープン予定)にもなります。

「指先から生まれる映画」の初の祭典では、約100台の最新携帯電話を、多分野の若手クリエイターや学生に作品制作のために貸与するなどして、新たな創造ツールとしての携帯電話が、フランスのアイデンティティのひとつである映画芸術とリンクしたイメージの冒険へ多くの人々を誘いました。初年度は、初の試みゆえに、作品集めが課題となりましたが、映画祭の認知度が上がった昨年は、親密な題材や物語性を持つ作品や60分以上の長編も登場しました。第3回目の今年は、一気にボーダレスな展開となり、30カ国から届いた約1500本の応募がありました。その中から170もの携帯映像作品が選出・上映され、モバイル通信を用いた各国の画期的なプロジェクトの発表も行われました。

Pocket Films Festivalの特徴を一言で表現するなら、絶えざる進化。技術面だけでなく、創造的かつエモーショナルに進化する映画祭は、遂に日本へ。フェスティバルの未来に記念すべき一歩を刻むのは、あなたかもしれません。

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