審査員紹介

■審査委員長

Japan

藤幡正樹 Masaki Fujihata

メディア・アーティスト/東京藝術大学大学院映像研究科長

日本におけるメディア・アートの第一人者。80年代初頭からCGやアニメーションの制作をはじめ、コンピュータを使った彫刻や、インタラクティヴな作品を順次に発表し、国内外から高い評価を得る。作品では、デジタル・テクノロジーの芸術表現における可能性を追究し、コミュニケーションに関する様々な問題を提起している。
http://www.fujihata.jp/

■審査員

Japan

佐藤雅彦 Masahiko Sato

東京藝術大学大学院映像研究科教授

独自の方法や考え方で、映像、アニメーション、グラフィック、教育、脳科学と表現の研究など、分野を超えた活動を行っている。99年より開始した慶應大学佐藤雅彦研究室の「概念を重視した表現」や、研究室が番組に参画するNHK教育テレビ『ピタゴラスイッチ』が注目を集める。最新作は、藝大同科・桐山孝司氏とのインスタレーション『計算の庭』。
http://www.masahicom.com/
Photo: Takuji Okada

Comment: もう画質や予算や機材の大きさのことを気にしなくてもいい(むしろ気にしない方がいい)「映画」が生まれつつあります。それ故、新しいコミュニケーションも生まれる可能性も期待できます。しかし、気楽になったその分、アイデアの有無がもろに露呈してしまうのも事実です。こわいけど楽しみでもあります。

Japan

諏訪敦彦 Nobuhiro Suwa

映画監督/東京造形大学造形学部教授

学生の頃からインディペンデント映画の制作にかかわる。卒業後、助監督やテレビドキュメンタリーの演出を経て、96年に長編劇映画『2/デュオ』発表。脚本なしの即興的演出は国内外で絶賛され、次作の『M/OTHER』でカンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞。06年『パリ、ジュテーム』に参加するなど、ヨーロッパでも圧倒的な評価を得ている。

Comment: 美意識のみが肥大し、あるいは高度にプロフェッショナル化され、特権化され、ますます閉じられようとする映画と、何ら社会性のない私的なものが無尽に氾濫するみせかけの民主化という映像文化の二極構造に、小さな穴を穿つような映画の可能性を見たい。あり得ないだろうか?

France

ジャン=ルイ・ボワシエ Jean-Louis Boissier

マルチメディア・アーティスト/芸術理論家/パリ第8大学教授(美学)/ フランス国立高等装飾美術学校 インタラクティヴ研究アトリエ ディレクター

80年代初頭より、アーティスト、研究者、キュレーターとして国際的な活動を行う。90年から、ジャン=ジャック・ルソーの著作をインタラクティヴ性の研究対象として取り組み、作品として発展させている。日本でも数多くの展覧会が開催されているインタラクティヴ・アートの先駆者。

Comment: ポケットから取り出されるこれらの小さな画面に関して言えば、映画を見る状況は、その映画撮影の状況に勝るとも劣らず重要です。この見ると撮るという二つの異なる状況が、モバイルそして共有されるスクリーンのための映画製作を導くでしょう。

France

ローレンス・ヘルツベルグ Laurence Herszberg

フォーラム・ド・イマージュ ディレクター

パリ政治学院修了後、パリ・オペラ座をはじめ、さまざまな文化施設の要職を20年に渡り歴任。ビベンディ・ユニバーサル・グループ内で、文化的コンテンツ提供を担う部門のジェネラル・マネージャー、フランス国立美術館連合マルチメディア部ディレクターのポストを経て、02年フォーラム・ド・イマージュのディレクターに就任。
Photo: Laurent Edeline

Comment: フランスで初めてのポケットフィルム・フェスティバルの創設者として、このような独創的なことが、日本でそしてパートナーである我が国で行われることを大変嬉しく思います。今回日本で開催されるポケットフィルム・フェスティバルの審査員に選ばれ大変光栄に感じており、またここで選ばれる映画が傑出したものになるであろうことを信じています。

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