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今までに見たことのないコンペティションだったので、そこで新しい試みをしてみたいと思いました。作品を作るにあたって、携帯のカメラで撮ることと普通のビデオカメラで撮ること、携帯のディスプレイで見ることとテレビや映画館で見ることとは、何が違うのだろうか?と考えて制作しました。その差はどこにあるのか、逆にどうすればその差が出せるのか?と二人で考えていて、「自由に持つことができる、傾けたり、逆さまにしたりして見ることができる」ということが携帯ならではかもしれないと思いつき、最終的には時報に合わせて時計の短針の動きを映像化してみました。撮る時点で、実際に4時に撮るときに4時の方向に携帯を傾けて撮る、というルールを決めました。目標は携帯電話を回してもらうことだったので、果たして出来た映像で携帯を回してもらえるかと考えながら、撮った映像を選択していきました。そのために常に携帯に落として確認しながらの編集作業でした。

大学院の卒業制作の時に、携帯で映画を見ることが出来れば面白いなあ、携帯向きの作品があればいいなと思いながら制作していました。なぜなら、その時小さな画面で編集を行っていたので、小さい画面で見ることがとても魅力的に見えたからです。小さな画面でも、もっと色々な可能性があると考えたのです。そうした時に、携帯の映画祭をやると知ったので出品しました。大賞をはじめ、受賞式の時に表彰された作品を全て見たときに、携帯を扱いながらみなさんが自分にはない感覚で作品を作っているので、携帯からこんなに色々な感覚が生まれてくるのだ、ということを感じました。今後も携帯の作品は作ってゆこうと思っていますが、私は映画を勉強しているので、映画を主軸として、そこから発想しながら携帯ならでの可能性を求めてゆければ、と思っています。(談)

携帯って、今インタビュー受けているようなでっかいカメラではなく、小さいカメラなので細かいアクションが出来るし、パンチと一緒にカメラで撮ることもできるわけで、そのあたりが小さいカメラの特徴だと考えて、映像に仕上げました。自分も出ていますが、単に相手を撮るだけでは面白くないし、2つのカメラで二人を撮っても面白くないので、撮りながら相手役として自分も出ました。砂場で転ける所は「演技とじゃれあい」の狭間です。撮影は1日でしたが、編集には時間がかかりました、ファイナルカット・プロで・・・・・・。夏休みに自由研究で特撮ヒーローの映像を出していたのですが、最初は特撮とかが好きで、やがて編集とかにも興味が出てきました。大きくなったらゴジラとかガメラとか仮面ライダーとか、怪獣映画の特撮監督とかやってみたいです。(談)

この作品は、携帯のカメラで携帯の画面を撮っています。画面に時計が出ているため、一発撮りで、ほとんど編集で詰めていませんので、この長さになっています。携帯の画面だけの展開するアイディアは他でもあるかなと思っていたので、ストーリーが大切だと思い、高校生の時に友だちとかとよくやっていたシリトリ・メールを使ってのお話を作りました。逆にまるっきりのドキュメントとかも作品になるかもしれませんね。携帯で映画を作ることに関しては・・・・・・、自分で撮って、その場ですぐ見ることができて、あとでまたこっそり見ることができて、いつまでたってもまた見ることができる、自分だけの個人的な楽しみ方ができるツールとしての可能性はとても感じています。(談)

新聞を縛って捨てようとしている時に、この映画祭の記事がパッと目について応募しました。最初は撮りためている素材があったのでそれを使えばいいかなと思ったのですが、いざ始めると初めてのことなので時間がかかってしまい、何度も電話で聞いたりしながら作りました。編集は正味3日間くらいですが、撮影は2004年から全て携帯で撮っていました。すごくきれいな風景など心を奪われたものを自分のためだけに撮っていたのです。今までは何気なく撮りためたものをコンピュータでアルバムを見るように見ていたのですけど、今回の機会にまとめ直したとき、編集の課程で自分の整理していた過去が全く違うものに変容してゆくのが面白く、自分の過去ではないみたいな気持ちになりました。今後は演出が入ったものも作ってみたい気がしています。(談)

制作時間が本当に短かったのですが、凄く面白い企画だと思ったのであえて作ってみました。「携帯で撮る理由」を考えるのに半分以上の時間を費やしました。複数台の携帯で撮ってみようと思い、捨てられなくて自分の家にたまっている複数の携帯のカメラ機能を使って作りました。友人を街なかに等間隔に並んでもらって「はい、スタート!」と撮ってみた作品です。最初はスクリーンでの上映には画質的に耐えられないのではと考えていたのですが、他の人の作品も見ている内にこの解像度も面白い、と思いました。今、映画の勉強をしていますが、スクリーンを座ってみるだけではない、映像の見せ方そのものに今は興味があります。今後も携帯を使った試み、例えば携帯の液晶ディスプレイを複数使ったインスタレーションなども試みたいと思っています。(談)